大宮駅 (京都府) (Omiya Station (Kyoto Prefecture))
大宮駅(おおみやえき)は、京都市中京区四条通大宮西入ル錦大宮町127にある、阪急電鉄阪急京都本線の鉄道駅。
概要
京都市下京区との境界に位置する。
京福電気鉄道四条大宮駅とは、四条大宮交差点を挟んで駅舎が対峙している。
下記のように1963年(昭和38年)まで終着駅だったこともあり、駅附近は往時の繁華街の雰囲気をとどめている。
かつては特別急行列車の停車駅だったが、2001年3月24日のダイヤ改正以降、昼間の閑散時に設定される特急(平日830~1530、休日830~1830)の通過駅となり、2007年3月17日のダイヤ改正以降は平日の朝晩に通勤特急が停車するのみで、休日は特急系統が全く停車しなくなった。
なお、当該時間帯は上下線とも桂駅で緩急接続する形となっており、乗り換えが必要ではあるが特急を利用できるよう配慮されている。
しかし特急通過の影響は大きく、当該時間帯(特に昼間)での各駅停車(または準急)への駆け込み乗車が多発している。
河原町駅 (京都府)開業以前は、阪急電鉄の京都におけるターミナル駅であり、そのためか「京都大宮駅」と呼んでいたこともあった。
なお1931年(昭和6年)開業の大宮駅~西院駅間は東京の東京地下鉄銀座線に次ぐ、日本で2番目の地下鉄である(架空電車線方式としては日本初であるが、架空電車線方式に限った駅部分付近の地下化に限っては宮城電気鉄道仙台駅(現在のJR仙石線仙台駅とは別位置)が先))。
西院駅西の地下路線入り口上部には青銅製の鷲の像が取りつけられている。
駅構造
プラットホーム形状と配置2面2線のホームを持つ地下駅。
四条通の真下にホームがある。
改札口は東西2か所設けられているが、西改札は一部利用できない時間帯がある。
また、西改札は2号線しか利用できないので、西改札から1号線へ行くのには東改札を経由しなければならない。
トイレは東改札口の外にある。
開業が昭和初期であり、東改札側は構造上エスカレータ、エレベーターが設置困難となっているため、車椅子利用者向けにコンベアが設置されている(西改札側にはエレベーターが設けられている)。
かつてはホーム長が7両だったため、8両編成の電車は上り・下りとも進行方向最後尾1両のみドアを閉じ客扱いするドアカットを実施していた。
当時の車両にはその旨を記載したものが存在した。
後に10両対応化工事により8両にも対応できるようになり、当駅でのドアカットは消滅した。
地下ホームは、土木学会の「土木学会選奨土木遺産」(ランクA)に指定されている。
利用状況
平成15年度の1日あたりの乗車人員は約18,342人(京都府統計書より)。
駅周辺
京福電気鉄道京福電気鉄道嵐山本線 四条大宮駅
嵯峨野線 二条駅 (徒歩15分程度掛かるが、京都市内の阪急-JR間の連絡が乏しいため当駅で乗り換える客も見られる)
壬生寺
京都四条大宮郵便局
大宮通
四条通
バスのりば
四条大宮
京都市営バス
京都バス
西日本ジェイアールバス
京都駅行
周山行
京阪バス
82系統:五条京阪、国道大塚、大宅行
83系統:祇園、川田、西野山団地、醍醐バスターミナル行
85系統:祇園、川田、西野山団地、大宅行
大阪空港交通
大阪国際空港行、関西国際空港行
歴史
1931年(昭和6年)3月31日 京阪電気鉄道新京阪線の京阪京都駅として開業。
案内上は単に「京都」とすることも多かった。
1943年(昭和18年)10月1日 京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)への合併に伴い、京阪神京都駅に改称(正式駅名)。
1949年(昭和24年)12月1日 京阪電気鉄道分離により阪急京都駅に改称。
1963年(昭和38年)6月17日 大宮駅に改称。
路線は河原町駅まで延伸。
2001年(平成13年)3月24日 昼間は特急が通過するようになる。
隣の駅
阪急電鉄
■京都本線
■特急
通過
■通勤特急・■快速急行・■準急・■普通
西院駅 - 大宮駅 - 烏丸駅